こんにちは、Migoです。今日はちょっとマニアックなネタです…
オフィシャルボトルと呼ばれる蒸留所が正式にリリースしているボトルでも、ボトリングされた時期によって味の違いがあります。いつボトリングされたのかを知ると、よりウイスキーの楽しみが広がりますよ。
ということで、今日はMigoが愛してやまないモエ ヘネシー ディアジオ社(MHD社)がリリースしているグレンエルギン12年のボトリング日を知る裏技をご紹介いたします。おそらく、この方法はMHD社がリリースしているボトルでは共通していると思われるので、みなさんもご自宅にあるボトルで試してみてはいかがでしょうか?
まずはボトルの裏の下部にあるロットナンバーを見つけることから始めましょう。
このボトルは上段に”L1237CM008” 下段に”00006095”というロット番号が記載されています。
上段のLから始まる最初の4桁の番号がボトリング日を特定する鍵となります。
Yearコードは何年にボトリングされたのかを表す数字になっています。つまりは2021年であればここの数字は「1」なり2018年であれば「8」になります。
ジュリアンコードは1年のうちの 第何日目かを1-366の数字で表しています。この「237」は237日目、つまりは8月26日にボトリングされたことになります。
”L1237CM008” については、Yearコードとジュリアンコードを組み合わせることで、2021年8月26日にボトリングされたと”推測”できます。
なぜ”推測”と書いたのか?
お気づきになった方もいるかもしれませんが、グレンエルギンのボトリング日を完全に特定することはできません。ただ、ある程度の精度で特定することは可能になっています。つまりはYearコードが1桁しかないのでYearコードが「1」の場合、2011年や2001年の可能性もあるためです。
そういう場合は、2011年にそもそもこのラベルでオフィシャルがリリースされていたのか?などを調べることによってある程度は特定可能になってきます。グレンエルギンのオフィシャルは旧ボトルと言われるものが90年代に流通していたので、2000年以降は現行のラベルものが流通していると考えると、完全な特定はできないことになります。
続いてはこちらのボトル。見た目はほぼ同じではありますが、先程のボトルとの違いはボトルの上部に紙封がされている点です。こちらもMHD社から発売されているオフィシャルボトルになります。
こちらについては”L3231CM000”というロットナンバーが刻印されていました。こちらも先程の法則で計算をしてみると、2013年8月21日にボトリングされたと推測できることになります。Yearコードが「3」ですので、現行ボトルであることを考えると、2013年か2003年のどちらかになると思います。さすがに19年前のボトルが通常の販売ルートで流通していることは考えにくいので、おそらく2013年なのかなとは思っています。
今日ご紹介した現行のオフィシャルボトルの2本を比べるだけでも、8年の差があることが推測されます。2本を飲み比べてみても、味も色もはっきりとした違いを感じ取ることができます。かなりマニアックではありますが、オフィシャルの現行ボトルの飲み比べなんかも楽しめるのではないでしょうか?
ぜひみなさんもグレンエルギンのオフィシャルボトルをお持ちの方はいつボトリングされたかを見てみてください。
それでは!
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